SUBARU IMPREZA WRC'2004

Rally Japan 2004 - P.Solberg / P.Mills

スバル・インプレッサWRC2004(2004年ラリージャパン仕様)
タミヤ・スバルインプレッサWRC2004ラリージャパンを使用
2005年9月頃完成

<インプレッサWRC2004>2003年にP.ソルベルグの手によりドライバーズタイトルを獲得したスバルがタイトル防衛を目指して、04年シーズンに投入したのがこのインプレッサWRC2004です。第3戦メキシコから投入されたこのマシンは、2003年仕様からボディシェル、エンジン、サスペンション、電気系統、エアロダイナミクス等に大幅な改良を加え、戦闘力アップが図られています。この年、ペター・ソルベルグは16戦中5勝を挙げた他、ステージ勝利数でも、2位に25回の大差を付けるシリーズ最多の95回をマークするなど速さを見せましたが、ターマック戦でのピレリタイヤの不振やリタイヤ数の多さが響き、ドライバーズタイトル防衛はなりませんでした。また、セカンドドライバーにはフィンランドの新鋭ミッコ・ヒルボネンを起用しましたが、こちらはまったくの不振。時折スピードをみせることもありましたが、ほとんど結果を出せずこの年限りでチームから放出されています。そのためマニュファクチャラーズランキングではシトロエン・フォードに次ぐ3位にとどまっています。
<2004年ラリージャパン>2004年9月2-5日 日本・北海道
SUBARUにとって念願の母国・日本でのWRC初開催となった記念すべきイベントは、北海道・帯広市を拠点として行われました。市内で開催されたセレモニアル・スタートでは、5万人を超える観客が集まるなど熱狂的な盛り上がりの中でラリーはスタートしました。そして、ラリーが始まるとスバルのP.ソルベルグはオープニングステージからベストタイムを連発する速さを見せリードを奪い、その後も終始トップを快走し、初開催のラリージャパンでスバルにとって記念すべき凱旋勝利を達成しました。2位にはシトロエンのS.ローブ、3位はフォードのM.マルティンでした。M.ヒルボネンは特に目立った速さを見せることも無く、マシントラブルもあり7位でラリーを終えています。また、Gr.Nクラスでも新井敏弘が優勝しスバルにとってはこれ以上ない結果を残し日本のラリーファンを湧かせました。
<2004年のWRC>シーズン序盤からS.ローブとシトロエンが好調でシリーズをリードしていき、ローブは6勝して初のタイトル獲得、シトロエンも03年に続きメイクスタイトル連覇を果たしています。また、この年ローブは北欧出身者以外としては初めてスウェディッシュラリーを制覇しています。それ以外ではプジョーはこの年新たに307WRCを投入するも全くの不調でタイトル争いに絡めず、フォードは撤退か継続かで揺れ選手権に集中できず、スバルはグラベルは良いのですがターマックはダメといった感じでした。アルゼンチンでWRC最多勝記録となる通算26勝目を挙げたC.サインツがこの年限りで引退しています。
<工作>塗装前にやったのはけがき針を使用してスジ彫りを深くしたのとサンドペーパーでパーティングラインとヒケの処理くらいです。その後は普通に塗装後、コンパウンドがけデカール貼り組み立てとやっています。特別に手を加えるようなところも無く、普通に良く出来たキットです。
<塗装>ボディカラーのブルーはモデラーズのモンテカルロブルーを使用しました。やはり現行のインプレッサのソニックブルーのイメージに一番近い色はこのモデラーズのモンテカルロブルーだと思います。タミヤのマイカブルーは明るさが足りないし、フィニッシャーズのスパークリングブルーは青味が濃すぎる気がします。クリアーはモデラーズのスーパークリアーを使いました。このモデラーズのクリアーは模型用のクリアー塗料の中では一番だと思います。ただ、現在入手し難くなっているのが難点ですが…。再生産までに時間かかり過ぎです。また、ボディの下地はクレオスのベースホワイトを使用しています。それ以外の色はほぼ指定色通りです。リヤウィングの黒は普通にマスキングしてセミグロスブラックを吹いています。スミ入れはクリアー塗装、コンパウンドがけ後に行なっています。タイヤのピレリのロゴはエッチングパーツ付属のテンプレートを使用して塗装しました。
<デカール>このキットのデカール貼りで難しいところはやはり、リアフェンダーとサイドの大判デカールですね。六連星の星の部分とリヤフェンダーにかかるイエローのラインは一箇所づつ切り離して一枚一枚貼っています。とにかく破れ易いので丁寧に貼りました。出来ればスペアデカールを一枚用意しておいた方が良いでしょう。リヤフェンダーのところは角にかかる所が難しいです。デカール軟化剤を使いたくなりますが、軟化剤使うとすぐ破れます。なのでお湯で温めたり、蒸しタオル使ったほうが簡単に貼れます。それ以外は特に難しいところは無いと思います。
<ディテールアップ>フロントグリルのメッシュやブレーキディスクはタミヤの純正エッチングパーツを使用しています。シートベルトも純正エッチングパーツに付属しているものを使いました。アンテナは中央部分のみM&Aミニチュアズ製を使用。それ以外はキット付属パーツの基部に洋白線0.2ミリを付けました。一応、実車を参考にアンテナをくの字に曲げています。でも、これで正解なのかはよく解りません。よく見ると実車は曲がっているのでなくて巻いているようにも見えます。キャッチピンはモデラース製を使用しました。それ以外でディテールアップするとすれば、今回はやっていませんがリヤウイングやサイドミラー、内装などにカーボンデカール使ったり、マフラーエンドを金属パイプに置き換えるのもいいかもしれませんね。カーボンデカールはモデラーズ製がオススメです。シートベルトやキャッチピンはタミヤ純正のものよりモデラーズ等を使ったほうが良いような気がします。
この04年型のインプレッサは形的には結構好きなのですが、出来ればソルベルグがタイトル取った03年仕様を出して欲しかったとは思う。まあ、ラリージャパン初開催で優勝して日本車となれば出るの当然なんだろうけど…。まあ、WRC日本初開催ということもありその優勝車なのでキットも発売後すぐに購入、それからすぐに制作に入りました。完成までは少し時間がかかりましたがなかなかのクオリティで完成させることが出来たと思います。

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