PEUGEOT 206 WRC

Tour de Corse 1999 - F.Delecour / D.Grataloup

プジョー206WRC(99年ツール・ド・コルス仕様)     
使用キット:プジョー206WRC(タミヤ)  
2001年12月頃完成     


このプジョー206WRCは99年のツール・ド・コルスでデビューし、F.デルクールがSS2でいきなりラリーをリードする快走を見せました。その後、F2のクサラ・キットカーには及ばなかったもののトラブルで後退するまでは4WDターボ車の中ではトップを守り続けるスピードを披露しました。この年はテスト参戦ながらフィンランドやサンレモでもラリーをリードするなど速さを見せ付けました。特にターマックでのスピードに優れ、サンレモのレグ1では3台の206WRCがトップ3を独占しています。しかし、このときはマシントラブル等によりG.パニッツィが2位に入っただけでした(これがこの年のベストリザルト)。それでも翌年の活躍を期待させるには充分なパフォーマンスだったといえます。

これはそのデビュー戦となった99年のツール・ド・コルスのデルクール車です。このころプジョーのエースと目されていたのはデルクールだったし、ターマックでもパニッツィより速かったのだが…。
基本的にはキットをそのまま組んで色を塗っています。シートベルトをモデラーズ製のものにしてアンテナやピンを追加したくらいでしょうかね。あと、メッシュをキットに付属のものからハセガワのモデリングメッシュに変えています。アンテナ等のパーツはM&Aミニチュアズのものを使用しています。

塗装についてですが基本的に説明書に書いてある通りですが、タミヤカラーではなく主にMr.カラーを使用しています。ボディのホワイトはグレーサーフェイサー→ベースホワイト→ホワイトと塗って、最後にモデラーズのスーパークリアーを吹いています。窓枠・サイドミラー等の黒はセミグロスブラック、フロア―等のシルバーはフィニッシャ―ズのCLKシルバーで塗りました。しかし、これはあまり良く無かった気がします。タミヤのアルミシルバーかモデラーズのレーシングシルバーのほうが実車の色に近いように思います(と言ってもこの画像ではまったく見えませんが…)。

キットそのものは非常に良く出来ていてさすがタミヤと思わせるものです。ただしデカールを綺麗に貼るのは至難の技です。凸凹したところに合わせるのは非常に難しいです。特にボディの青い部分が…。デカール自体の強度が弱いのも難点です。この画像ではわかりませんが何ヶ所か綺麗に貼れなかった部分があります。

これのボディ塗装は何度も失敗して塗り直したため、えらく時間が掛かってしまいました…。シャシーは6月くらいに完成していたのだがねぇ…。使った塗料の量はハンパじゃないと思います。とにかくホコリ等に悩まされつづけました…。もう思い出したくない…。
実は以前同じ206を造ったのですが、出来に満足できなかった為、もう1度造りました。そしたら、えらく苦労するハメに…。
     
 
この206WRCはワークスカーとして2003年まで使用され、00〜02年までの3年連続メイクスタイトルと00、02年のM.グロンホルムによるドライバーズタイトル獲得、WRC通算24勝を達成しています。
WRC史上に残る名車の一台と言えるでしょう。
↑2000年仕様との比較。このカラーリングは99年限りのもので翌年からはシルバーを主体としたものに変わっています。しかも、その後どんどん変なカラーリングに…。私はこの99年のカラーリングが好きでした。復活してくれないかなぁ…。

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