MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Y 
Rally Monte Carlo 1999 - T.Makinen / R.Mannisenmaki

ミツビシ・ランサー・エボリューションY(1999年モンテカルロ仕様)
使用キット:タミヤ・ランサーエボリューションYWRC
2000年10月頃完成

<ランサー・エボリューションY>98年大成功を収めたエボXに変わって99年に登場したのがこのエボYです。また、99年年からマールボロがメインスポンサーとなり今までのミツビシ伝統のワークスカラーから大きくイメージの変わっています。そして、この車がワークス最後のGr.Aカーとなった。他がWRカーに移行する中、ミツビシは唯一Gr.Aにこだわり続け、99年こそドライバーズタイトル防衛を果たしたが、大きく進化したライバルチームのWRカーに対して徐々に苦しい戦いを強いられるようになり2000年に入るとGr.AカーではWRカーに対抗することができず、王者マキネンをもってしてもわずか1勝、タイトル争いに加わることすらできなかった。そして、2001年にはとうとうミツビシもWRカーへと移行しGr.Aランサーエボリューションはその役目を終えたました…。
<1999年モンテカルロ>この年の開幕戦モンテカルロは不安定なコンディションの中でスタートしました。そして、オープニングステージではワークスドライバーの大半がコースアウト、クラッシュするという波乱の幕開けとなりました。そのなかでT.マキネンは後続を大きく引き離すスーパータイムを記録しラリーをリードすることに成功します。その後、インプレッサWRCでプライベート参戦していたG.パニッツィの挑戦を退け、マキネンはそのままトップでゴールして彼自身にとってもミツビシにとっても初のモンテカルロ制覇を達成しました。また、この年からマキネンは2002年までモンテ4連覇を達成しています。
<1999年>96〜98年までドライバーズタイトル3連覇を達成しているマキネンは開幕戦のモンテカルロと続くスウェディッシュを制し開幕2連勝でスタートダッシュに成功すると、その後も確実にポイントを稼いでいきます、それでも一時は上位入賞を繰り返しポイントを積み重ねたオリオールに並ばれましたがニュージーランドとサンレモの勝利で突き放しオーストラリアでドライバーズタイトル4連覇を決めています。
前年、初のメイクすタイトル獲得に成功したミツビシだったが、タイトル防衛はかないませんでした。メイクスはこの年を最後にワークス活動から手を引いたトヨタが獲得しました。
この年からマールボロがメインスポンサーに付いたので、やっぱりマールボロのロゴの入った仕様を作ろうと思いモンテ仕様にしています。といってもモンテはSSは全てフランス国内で行われるのでSS走行中はタバコ広告一切禁止ですが…。でも、モナコで行われるスタート&ゴール、表彰式ではちゃんとマールボロのロゴ入っています。そのときの仕様ということで…。どうでもいいが、2001年以降のカラーリングってかなりダメな感じがしませんか?絶対99〜00年のカラーリングのほうが良いと思うのですが…。何故あんなふうに?やっぱり成績が悪かったせいで予算(マールボロからの)を減らされたせいなのか?その分、ロゴの面積も縮小?
でも、WRCの場合ほとんどがヨーロッパで開催される(しかもタバコ広告禁止国が大半)のでタバコメーカーにとってはあまり美味しくないかも。だから単純に成績の問題だけではないのかな?いずれにせよミツビシの場合は全戦に2台をエントリーさせるのに必要な予算くらいしか保証されていないとか。
<工作>モンテ用のターマック仕様にする為、同じタミヤのエボXのシャシーにエボYのボディを被せています。シートベルトはモデラーズ製を使用。アンテナはM&Aミニチュアズの物を使っています。デカールはキット付属の物やスタジオ27等の物から、一番再現度が高いと思われるものを使用。ボンネット等のメッシュはハセガワのモデリングメッシュに変更。後ろのドア窓の通気口のようなところとエンブレムはM&Aミニチュアズのエッチングパーツを使っています。キャッチピンはハセガワのキットに付いていた物を流用しました。それ以外は普通に組み立てています。リヤバンパーとサイドのステップ(?)みたいなところとボンネット上のダクトはボディの塗装前に接着しています。フロントバンパーは赤と白を塗り終わったあと接着してクリアーを塗っています。リヤスポイラーの組み立てには少し気を付けたほうが良いかも知れません。普通に何もせずに塗装後に組もうとするとパーツが上手くはまらなかったりするみたいなので、最初の時点でその辺を少し考えておいた方が良いでしょう。
<塗装>ボディのマールボロカラーはデカールではなく塗装で塗り分けています。最初にグレーサーフェーサー、それからベースホワイトと吹いて、レッドの部分をマスキングして白の部分にMr.カラーのホワイトを吹いてから、白いところをマスキングして、赤の部分にタミヤカラーのブライトレッドをエアブラシで吹きました。それから、グンゼのスーパークリアー(スプレー缶)を2〜3回吹きました。窓枠等の黒い部分はスミ入れ後、タミヤのエナメル塗料を筆で塗っています。基本的に説明書通りの色を塗っています。ただし、いつものようにMr.カラーで代用できるところは代用しています。あと、フロントのラジエター(インタークーラー?)の部分に描かれているスリーダイヤモンドはM&Aミニチュアズのエッチングパーツに付いていたテンプレートを使ってエアブラシで描いていますが、これだと少し大きさが違うみたいです(少し大きめ)。キット付属のデカールのサイズが正解のように思えます。
それにしても最近、ミツビシはダメダメですねぇ…(2002年6月現在)。ランエボWRカーは浮上の兆しすらみえませんなぁ…。1勝どころかトップ3でのフィニッシュすらなしだからねぇ。ヒュンダイのほうが明らか速いし、シュコダに負けそうなタイムしか出ない時すらあるんじゃなぁ…。どうやら単純に車が遅いという理由だけじゃなさそうだけどね。ミツビシ独自の駆動系&4WDシステムが災いしてドライバーが車をぜんぜん使いこなせていないのでは?とか思ってしまう。FF系のドライバーには乗りこなすのが難しいのでは?という気がする。
まあ、それだけじゃあなかったようですが…。さらに03年にはいったん撤退してしまうし…。04年復帰も今度は本業の自動車販売が大不振…さらにまたまたリコール隠し問題発覚&ダイムラークライスラーの経営撤退でラリーどころじゃあないかぁ?

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