SUBARU IMPREZA 555

Rally Monte Carlo 1995 - C.McRae / D.Ringer

スバル・インプレッサ555(1995年モンテカルロラリー仕様)
使用キット:1/24 ハセガワ スバル・インプレッサWRX 1995モンテカルロラリーウィナー(スーパーディテール)
2003年7月頃完成

<インプレッサ555>それまでのレガシィに代わり93年の1000湖ラリーでデビューしたのがこのインプレッサ555です。レガシィをよりコンパクトにまとめたという感じのこの車は優れたハンドリングと運動性能を実現し瞬く間にWRCのトップマシンとして君臨することとなりました。デビュー年の93年こそ未勝利に終わりましたが、94年のアクロポリスラリーでC.サインツの手により初勝利を挙げるとその年は最後までタイトルを争い、95年シーズンに入ると熟成の進んだマシンでライバルを圧倒し、全8戦中5勝を挙げ初のメイクスタイトル獲得とともにC.マクレーがドライバーズチャンピオンに輝きました。翌96年もスバルはこのマシンでメイクスタイトルの防衛に成功しています。
<95年モンテカルロ>例年のごとく開幕戦となったモンテカルロですが、この年は雪と氷による不安定なコンディションのなかでラリーは始まりました。まず飛び出したのはインプレッサを駆るサインツ、そしてそれに続いたのがフォードのデルクール。この2人が僅差での争いを繰り広げながらラリー終盤へと突入していきました。最終レグでデルクールのエスコートはサスペンションを破損して後退したため、サインツが優勝となりました。スバルは難関モンテカルロ制覇を2度目の挑戦で達成することに成功し、サインツにとっても91年以来2度目のモンテカルロ優勝と幸先のよいシーズンスタートとなりました。
1995年はモンテカルロでの勝利を皮切りにスバルがシーズン序盤から優位に戦いを進めていきました。第2戦スウェディッシュこそエンジントラブルで全滅し、ミツビシに1-2フィニッシュを許しましたが、ポルトガルではサインツがカンクネンを破り早くも2勝目、ニュージーランドでマクレーは同ラリー3連覇となる勝利を決め、オーストラリアでも2位に入りました。そして迎えたカタロニアラリーではマクレーとサインツが激しく争い、チームオーダーをめぐってトラブルとなるも、3位のP.リアッティと合わせてスバルは1-2-3フィニッシュを達成しました。そして、最終戦RACラリーでもスバルはマクレーを先頭にトップ3を独占、初のメイクスタイトル獲得に成功しました。また、ドライバーズタイトルはマクレーとサインツのスバルのチームメイト同士の争いとなりましたがRACでの勝利によりマクレーがイギリス人として初のチャンピオンに史上最年少で輝きました。
<工作>特に特別なことはしていません。車高を調節したのとモールドの彫りなおしくらいでしょうか。全体的にシャープさをだすためにけがき針を使って深く彫ってハッキリとさせています。アンテナはM&Aミニチュアズ製のものを使用、リヤのトランクのフックとルーフに付いてるGPS発信機はさかつうのものを使いました。ボンネットのキャッチピンはキット付属のです。ホイールはスーパーディテール付属のものを使用していますが同じハセガワ製のカローラWRCから移植した方が良いかもしれません。キットのはホワイトメタルなので、その辺でちょっと…というところが。また、タミヤ製だと大きすぎるという感じがします。
 実はこのキットいくつかトホホなところが…。ボンネット中央のダクトの部分がきちんとハマリきらず飛び出したように上に盛り上がってしまっています。塗装して後からはめようとしたら上手くはまらず…。十分に余裕をとっておくか、塗装前に接着してしまうほうが良いでしょう。また、フロントバンパーの補助ランプ装着部分に関しても同じようなことが言えると思います。タイヤの向きや位置に関しても微妙にズレが…。
<塗装&デカール>レガシィの時と同じくボディのブルーにかなり苦労させられました。クリアーを吹くとクリアーレッドが染み出してきて塗りなおしといった感じで何度か塗りなおししました。それ以外は特に問題も無く終わりました。ほぼ説明書の指定色通りに塗っています。デカールですが、キット付属のものとスタジオ27製のヤツを併用しています。555とラリープレート&カーナンバーのところはスタジオ27のデカールを、それ以外はほぼキット付属のデカールを使用しています。
95年モンテのマクレー車です。マクレーがチャンピオンになった95年の仕様を作りたかったので、このモンテ仕様となりました。でも、本当は同じ95年でも優勝したニュージーランドかタイトルを決めたRAC仕様を作りたかったですね。でも、デカール等が無い&デカール自作する技術も無いので断念しました…。そのためマクレーがまったく活躍せず、しかもリタイヤに終わったモンテ仕様に…。それだったら優勝したサインツの車にしたほうがよかったかもしれませんね。でも、やっぱりこのインプレッサ555といったらマクレーのイメージが強いので。しかも、結局マクレーがタイトル取れたのこの95年だけだし、そう考えてもやはり95年のマクレー仕様を作りたかったのです。まあ、他にもこのインプレッサで印象に残るラリーはいくつかあるのですが。デビュー戦の93年1000湖とか。2位に入ったバタネン車でもスタート直後にいなくなっちゃったアレンの車でもいいですね。もしくは初勝利を挙げた94年アクロポリスのサインツ車とか。マクレーがRAC初制覇した94年の時のでもいいし、もしくはそのときあと一歩でタイトルを逃したサインツ車でもいいですね。
結局のところ、マクレーはこの95年しかチャンピオンになってないですね…。惜しいことは何度かあったのですが…。97年とか2001年とか…。それにしても最近では衰えが感じられますね…。マキネンも引退ですし時代は変わったなあと実感します。そして、04年にはマクレーも引退状態に…。最近ではパリダカやルマンに出て楽しんでるって感じですね。あまり本人もWRCに戻る気なさそうですね。それに今さら高い金出してマクレーを雇おうってメーカーもないような気がします。そうなるとこのまま消えていってしまいそうですね…。
 最近、スポット参戦ですがWRCに戻って来てますね。でも、以前ほどの存在感はないですね…。

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