SUBARU IMPREZA555 WRC'97
Swedish Rally 1997 ~ K.Eriksson / S.Parmander

インプレッサ555WRC'97(1997年スウェディッシュラリー仕様)
使用キット:タミヤ、スバルインプレッサWRC98サファリ   
2000年8月頃完成   

<スバル・インプレッサ555WRC'97>
WRCにおいて1997年に新たに導入されたワールドラリーカー規定に伴ない、スバルが95・96年に続きメイクスタイトル3連覇を狙って投入したのがこのインプレッサ555WRC’97です。デビュー戦となったモンテカルロラリーでP.リアッティのドライブで見事デビューウィンを飾ると、続く第2戦スウェディッシュではK.エリクソンが、第3戦サファリではC.マクレーが優勝し、異なるタイプのラリーとドライバーで開幕3連勝を達成しました。さらにコルシカ、サンレモ、オーストラリア、RACでマクレ―が、ニュージーランドではエリクソンが優勝し、全14戦中8勝と圧倒的な強さで3年連続メイクスタイトルを獲得しました。しかし、ドライバーズタイトルはマクレ―が5勝を挙げながらもミツビシのT.マキネンにわずか1ポイント差で敗れています。とはいえ優勝争いに加われなかったラリーがごくわずかである事を考えれば、この年のベストカーであることは間違いないでしょう。
<97年スウェディッシュラリー>
この年、スバルはエースのC.マクレ―を全14戦に、セカンドドライバーとしてグラベルイベント10戦にK.エリクソンを、ターマックイベント4戦+グラベル数戦にP.リアッティを出場させました。K.エリクソンはモンテカルロには出場せず、第2戦スウェディッシュが彼にとってこの年の初戦でした。ラリー序盤、首位を走ったマキネンがサービスで手間取り大きく後退した事もあり、エリクソンはレグ1をトップで終えます。レグ2ではC.サインツとC.マクレ―の先行を許しますが、レグ3で素晴らしいスピードを見せ一気に二人を抜き去り、鮮やかな逆転勝利を飾りました。これは彼にとってスウェディッシュ3勝目、そしてスバルにとっては同ラリー初勝利でした。また、ピレリタイヤがスウェディッシュを制した数少ない例でもあります。
<工作>
キット自体はほとんど手を加えていません。手を加えたのはフロントバンパーくらいでしょうか。97年のスウェディシュ仕様にする為に別売りのデカールを使用しています。確かラリープレートやナンバーなどはスタジオ27で、555デカールは他のところのもの(どこだったか忘れました…)だったと思います。あと、キャッチピンやアンテナ・シートベルト等は別売りのものに置き換えています。もとがサファリ仕様なのでちょっと車高が高すぎる気もしますが、それほどの違和感は無いようにも思えます。ホイールとタイヤはハセガワ製のGr.Aインプレッサ555からの流用です。さすがにスノースタッドタイヤは再現できませんでした…。
後から気が付いたのですが、ちょっと間違っているところがあります。まず、ルーフベンチレーターですが97年の序盤の仕様には付いてません。とゆうことで97年のモンテ&スウェディッシュ仕様にする場合キットのベンチレーター部分は切り落とすなり、削り取るなりしなければなりません。もうひとつはフロントグリルの部分です実は97年と98年仕様では若干の違いがあります。開口部の形状及び大きさが異なります。下のバンパー部分のところは直したののですが、上のところは縦幅がもう少し狭く、さらにエンブレムの下にすこし段差が必要です。今後、作り直す機会があれば挑戦したいです。
<塗装について>
ボディのブルーはタミヤのマイカブルーを使用。下地はグレーサーフェイサーの上にホワイトサーフェイサーを塗っています。あとはMr.カラーのゴールドやセミグロスブラックを使用しています。ほとんど説明書通りに塗装しています。もとのキットが98のサファリ使用なので、シャシーに関しては実車とは若干違うところがあるかもしれません(特に足まわりあたり)。しかし、詳しい資料が無かったので説明書通りに塗っています(まあ、この画像ではわかりませんが…)。
確かWRカーのルールって最初は4WDターボを量産車に持たないメーカーでもWRCに参戦できるようにするための救済措置的なものだったはずなのですが…。基本的にはグループAカーだったはず。でもWRカー規定を利用したほうが高性能な車を作れてしまうことが解ってくるとグループAはどんどん廃れ、今や完全にWRカーだけの戦いに…。そしてスピードは凄く速くなっていってる気がしますね。
この車はかなり好きです。市販車のイメージを残しつつさらににカッコ良くなってると思います。フロントバンパーやウイングのデザインとか拡大されたフェンダーとか非常にバランス良くまとまっているなと思います。まあ、実際この車をデザインするにあたって、かなりスタイリングを重視したらしいです。ソニックブルーと蛍光イエローのカラーリングも素晴らしいです。まあ、このカラーリングじゃなきゃスバルファンにはなっていなかったと思います。インプレッサWRカーはやっぱりこの初代(97〜99まで)が一番良かったですね。2000年型は機能優先であまりカッコ良いとは言えないし…。GDBをベースにしたヤツはもうどうしようもないくらいカッコ悪くなってますね…。なんであのベース車からああなっちゃうの?って感じが…。市販車のイメージから離れ過ぎてます。さらにその後はラリーカーに合わせて市販車のデザインを決めるようになったみたいです。それはそれで良くも悪くもあるような…。

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