Jordan 191 Ford

ジョーダン191フォード
使用キット:タミヤ・ジョーダン191                   
1999年12月頃完成

<ジョーダン191フォード>
1991年にF-1に進出したジョーダン・グランプリが初めて製作したF-1マシンがこのジョーダン191です。G.アンダーソンのデザインによるこのマシンは独特のアンヘドラルウィングなど特徴的なフォルムを持ったものとなっています。また、グリーンをベースにしたカラーリングも人々に鮮やかな印象を与えることに成功しています。エンジンはフォードのHB-V8を使用。この191は非常にバランスのとれたマシンに仕上がっており、いくつかのレースではポイントを獲得し、ときには上位チームを脅かすパフォーマンスを見せました。限られた予算と小規模なチーム力ながら参戦初年度にしてコンストラクターズランキング5位を獲得することに成功しています。
メインドライバーはA.デ.チェザリスとB.ガショー。また、M.シューマッハーがベルギーGPでこのマシンを駆りF-1デビューを果たしたことでも知られています。その他、シーズン終盤の数戦ではR.モレノとA.ザナルディがこのマシンをドライブしました。かつては「壊し屋」と呼ばれたチェザリスだったが、この年は安定した早さを見せ多くのポイントをチームにもたらし、結果的にはリタイヤしてしまったもののベルギーGPでは残り3周まで2位を走る快走を見せました。また、同じベルギーGPで1戦だけジョーダンをドライブしたM.シューマッハ-はF-1デビュー戦ながら予選7位を獲得し周囲を驚かせました。
このマシンのフォルムとグリーンのカラーリングは凄く好きですね。やはり、カッコ良いマシンは早いってのは本当だと思いますね。オーナーのE・ジョーダンがアイルランド出身ということもあり、もともとはメインスポンサー無しでアイリッシュグリーンをベースにしたカラーリングだったのですが、開幕直前になってグリーンのイメージが合うということで7UPがメインスポンサーになりました。その後、フジフィルムもスポンサーに付いたのですが、この2つはジョーダンの強引なやりかたに反発しこの年限りでスポンサーを降りています。この後、ジョーダンのマシンがグリーンに塗られたことはないですね。もう1度グリーンのジョーダンを見てみたかったですね。その他ににもアイルランド政府観光局がスポンサーについたり、日本GPでは7UPではなくペプシのロゴを付けて走ったりもしました。
<工作について>
特に変わったことはしてませんね。本当に元のキットのままです。ただ、モノコック部分の合わせ目を消すのだけは丁寧にやったのを覚えています。それとウィングを綺麗に接着するのが難しかったですね。このキットは比較的作るのは楽なほうだと思います。
<塗装>
このグリーン、タミヤカラーのブライトグリーンっていう色が指定色なのですけどスポット生産品で、私がこれを作った当時すでに店頭には置いてなかったです(もしかしたら他の名前になって通常品で出ているかも)。それなので調色したのですが、ちょっとグリーンが濃すぎた感じがします(一応、説明書に書いてある比率で混ぜたつもりだったのですが…)。あと、この画像じゃ目立たないですが、表面処理はかなり雑です。かなりボコボコで波打っているような…。その他は説明書の指定色で塗っています。
結構前に造ったヤツなので今見るとかなりへぼへぼです…。
90年代に旋風を巻き起こし、通算3勝とランキング3位(99年)を獲得したジョーダンチームでしたが、2000年以降マシン開発に失敗し成績が低迷、スポンサーも失ってしまい、F−1グランプリの世界では生き残ることができませんでした。2005年にミッドランドグループに買収されチームは消滅してしまいました。ジョーダンのようなアイデンティティを持ったプライベートチームはF−1には必要だと思うのでとても残念です。

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