VF-1S VALKYRIE

VF−1Sバルキリー
使用キット:VF−1Sバルキリー(ハセガワ)
2004年6月頃完成 

久しぶりの新作はVF-1Sバルキリーです。以前から作りたいなぁと思ってはいたのですが、ようやく完成させることができました。意外と時間かかってしまった…。キット自体はかなり良くできています。きちんと作ればかなり良い出来になる傑作キットと言えます。ハセガワが本気でキャラクターモデル作るとこうなるのかと言ったところです。しかし、難易度はかなり高めと思われます。最近のガンプラしか作ったことが無い人や模型初心者にはかなり厳しい感じがしました。
一応、キャラクターモデルに分類されるとはいえ、やっぱりハセガワ製品なので全体的な雰囲気はかなりスケールモデル的です。というよりはほとんど航空機模型です。車とガンプラしか作ったことのなかった私にはいつもと勝手が違って苦労するところも多かったです。
<工作>とにかく難しかったのは合わせ目消しとスジ彫りを深める作業でした。主翼の合わせ目を消すときは接着剤をつけ過ぎないほうがいいです。はみ出た接着剤がモールド等を埋めてしまう可能性が高いです。そこでオススメなのが流し込みタイプの接着剤を使う方法です。しかも一気に接着するのではなく少しずつズレがないように確認し、接着剤を流し込んでいくのが良いでしょう。ガンポッドも同様の方法をとったほうが良いかもしれません。胴体や足の部分は先に内部パーツを塗装してから接着しています。腕の部分は通常の合わせ目消しの方法で良いと思います。ところどころパーツの合いが悪いところがあるような気がするので多少の修正は覚悟しておいたほうが良いでしょう。スジ彫りを深める作業についてはいつものようにけがき針を使って地道にやってますがあまり深くしすぎないほうが良いでしょう。全体的に軽く線を引くような感じで力を入れ過ぎないようにやったほうがいいと思います。とにかく繊細なモールドを殺さないように心掛けましょう。彫ったあとはヤスリで丁寧に表面を整えました。それ以外では各パーツの合いが未塗装の段階ではとても良いのですが塗装を終えると噛み合わなかったりハマら無かったりすることがあるので各パーツ間に十分な余裕を持たせるようにしたほうが良いでしょう。あとは仕上げの接着は慎重かつ丁寧に行いましょう。とにかく細かいパーツが多いので接着剤を付け過ぎたりすると痛い目を見ます。尾翼の取り付けとかも左右で角度が違ったりしないように注意しましょう。
<塗装>ホワイトの部分はサーフェイサー→ベースホワイト→ホワイトの順で塗装しています。しかしこの方法はあまり良くなかったかもしれません。基本的に航空機モデルはサーフェイサー塗装はやらない方がいいようです。とにかく塗膜が厚くならないように注意したほうがいいでしょう。塗膜が厚くなると組み立てのときパーツが上手くハマらなくなってしまう危険性があります。使用した色についてですが白は説明書の指定色に青やグレーを足して調整しています。イエローは指定色をそのまま使いましたがイマイチでした。尾翼の端の部分のみ塗装をした(それ以外はデカール)のですがデカールと色が合っていないという欠点が…。イエローの部分に関しては塗装かデカールで統一したほうが良いと思いました。併用する場合はとにかく下地の白を綺麗に塗って、肝心のイエローは薄く吹いてデカールの色と比べながらやったほうが良いでしょう。この作品ではイエローを厚く吹きすぎたのがよくなかったようです。なぜかオレンジっぽい色に…。ガンポッド等は黒鉄色にブラックをたして使用しています。それ以外はほぼ説明書通りの配色です。スミ入れ、デカール貼り後に全体に半光沢クリアーをエアブラシで薄く吹き付けて仕上げています。また、キャノピーの枠の部分はデカールではなく塗装で再現しています。このキットの塗装に関しては細かい塗り分けなどはあまり無いので黒や黄色のパターン部分を塗装で再現しようとしなければそれほど難しいところは無いと思います。
<デカール貼り>特筆すべき点はあまり無いと思いますが、モールド等に馴染むように丁寧に貼ることを心掛けました。デカールを貼った後にクリアー塗装等で仕上げる場合はデカールが浮かないように注意しましょう。モールドに合わせてカッターで切ったり針で穴を開けたりした後でマークソフターを使い馴染ませています。このキットのデカールは意外と軟らかいのでマークソフター等を使うときは慎重にやったほうがいいでしょう。キャノピー及び尾翼のイエロー&ブラックは付属のデカールは使用しませんでした。それ以外はほぼ説明書通りの仕上げになっています。細かいデカールが多いので結構面倒くさいかも…。私はカーモデルで貼りなれているのでデカール貼り自体はそれほど大変でもなかったのですが、普段ガンプラとかしか作らない人は水貼りデカールは難しく感じるかもしれません。とにかく丁寧かつ慎重に貼ることをオススメします。この手のデカールはすぐに壊れるので…。
この画像ではあまりわからないかもしれないけど、所々塗装やデカール貼り、接着に失敗してトホホなところもあったりなかったり…。あまりその辺は突っ込まないでください…。
VF-1Sといえばフォッカーのイメージが強いのですが、これはテレビシリーズ後半の一条輝機として作りました。というよりはみんな普通にフォッカー機作りそうなのでそれじゃあ面白くないかなと思って一条機にしました。劇場版仕様の赤いカラーでも良かったかとも考えたがなんか印象薄い(自分の中では)のでこっちの仕様にしました。それに確か劇場版ではノーマルの状態のVF-1Sは登場しなかった気がしたので…。確かイロイロくっ付いてたよなぁ。スーパーとかストライクバルキリーとか言うヤツだったなぁ。
このキットの後に発売されたYF-19やYF-21などになると合わせ目けしや接着、塗装等かなりやり易くなってる印象があります。このVF-1のキットからかなり進歩していると思いますので、ハセガワ・マクロスシリーズに挑戦するなら、始めはその辺りのキットのほうが良いかもしれませんねぇ。
このファイター形態はこれで良いと思うのですが、これをバトロイドにするとちょっと手足が貧弱な気もしますね。全体的に線が細めな感じが…。実際、バトロイド形態もリリースされている訳だけどイマイチって感じがしますね。あれじゃあ白兵戦は無理だろうなぁ…などと思ったりする。
マクロスってもう20年近く前のアニメだよなぁ…もうそんなになるのかぁ…。少し前にTVシリーズ&映画版を通しで見る機会があって、そのときから作りたいなぁと思って少しずつは進めていたのですがようやく完成となりました。結局1年近くかかってしまった…。

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